学資保険の検討に当たって最も重視するものが返戻率でしょう。そこで、今回、学資保険向きで返戻率の高い商品を紹介します。

第1位 日本興亜生命の「新収入保障保険」
 被保険者:24歳男性
 死亡年金月額:5万円
 保険期間:80歳まで
 年金支払満了:100歳まで
 保険料払込期間:15年(7年前納)
 年額保険料:22.7万円
 総払込保険料:339万円
 契約1~7年後の解約返戻金:前納の未経過保険料分
 契約8~15年後の解約返戻金:0円
 契約16年後の解約返戻金:430万円(127%)
 契約30年後の解約返戻金:461万円(136%)
 契約56年後の解約返戻金:0円
 契約1年後の死亡保障:4,560万円、2,486万円(一括受取)
 契約10年後の死亡保障:4,020万円、2,339万円(一括受取)
 契約30年後の死亡保障:2,820万円、1,910万円(一括受取)
 メリット:高額な死亡保障と高い返戻率を兼ね備えた有力保険。通常加入する掛捨ての死亡保険も不要或いは大幅に減額できるので、実質的な返戻率は更に向上。
 デメリット:保険料払込期間の返戻金が0円なことが最大のリスク。そのため、不測の事態が発生しても解約困難。
 コメント:前納なしの年払契約でも返戻率が1%程下がるだけなので、16年目で126%の返戻率を出すためには、年利2.5%の複利運用が必要。現在の低迷した日本の金利を鑑みるに、この利率は素晴らしい。解約返戻金が0の期間があるというデメリットを甘受できれば最高の保険。なお、私の場合、当該デメリットに加え、払込保険料の負担が重いので断念しました。

 募集停止:日本興亜生命とひまわり生命の合併により加入できなくなりました。三井住友海上あいおい生命で同様の保険があるそうなので、後日更新したいと思います。

第2位 アクサ生命の「低払いもどし金型定期保険 フェアウインド
 被保険者:24歳男性
 死亡保険金:300万円
 保険期間:98歳まで
 保険料払込期間:15年
 総払込保険料:128万円(全期前納)
 契約1~15年後の解約返戻金:前納の未経過保険料も含めて約9割
 契約16年後の解約返戻金:160万円(125%)
 契約40年後の解約返戻金:220万円(172%)
 契約60年後の解約返戻金:263万円(205%)
 契約74年後の解約返戻金:0万円
 メリット:保険料払込期間中に不測の事態が生じても、元本は割るものの解約返戻金が受け取れる。
 デメリット:高額な死亡保障が別途必要なので、実質返戻率は低下。
 コメント:128万円を年利1.4%で複利運用すると16年間で150万円になる。

 募集停止:2012年12月を最後に15年払込の募集が停止されたとのことです。10年払込に続き15年払込も募集停止となるとは…不況ですね。各社で低解約返戻金型定期保険は扱っているので、他社のものでご検討下さい。なお、アリコのつづけトク終身の利率が良いとの情報もありました。ちぇる様、情報を下さり大変ありがとうございました。

参考 ソニー生命の「学資保険 スクエア
 被保険者:0歳男性
 契約者:24歳男性
 死亡保障:被保険者の場合は既払込保険料の払い戻し。契約者の場合は通常どおり満期受取金が支払われるのみ。
 総払込保険料:128万円(一時払)
 17年後の満期受取金:160万円(125%)
 解約返戻金:契約後数年で元本以上は戻ってくる。
 メリット:解約し易い。
 デメリット:生命保険料控除が1年目しか行えない。2位と比べて死亡保障が少ない。
 コメント:解約し易い点を除き、全てにおいて2位の商品が勝っているため魅力が乏しい。

 いかがでしょうか。他にも「低解約返戻金型終身保険」がありますが、この低金利時代では利差配当や利率変動の恩恵は受けられそうにありませんから、単純に返戻率を重視して2位のような同定期保険のほうが良いと思います。皆様の保険選びの手助けになっていれば幸いです。
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コメント
この記事へのコメント
日本興亜生命の新収入保証保険は9月末で売り止めだそうです。
日本興亜生命と損保ジャパンひまわり生命の合併で損保ジャパンひまわり生命の商品に一本化するためだそうです。

でも、考えようによっては今のうちに月払いで加入しておけばクレジットカード払いが可能になる可能性が出てきたという事で、還元率の高いカードを持っている人はチャンスかもしれません。
2011/08/08(Mon) 18:31 | URL  | 駆け込み加入予定 #-[ 編集]
Re: タイトルなし
あいおいの収入保障保険も売り止めになる中、日本興亜も売り止めですか。両保険とも有力なので、企業合併後も存続させて欲しいものですね。情報ありがとうございました。
2011/08/13(Sat) 02:17 | URL  | 管理人 #-[ 編集]
はじめまして
はじめまして!私は20代・既婚・子供なしの女性です。結婚を機に保険の加入を検討し始め、こちらのBlogに辿り着きました。管理人さんのお陰で、焦って不要な保険に加入をすることなく、じっくり検討を続けられております。
管理人さんも個人賠償保険について検討中だということですが、ぜひ、また考察結果がまとまったら記事でご紹介頂けないでしょうか。我が家は賃貸で車も所有しておらず、子供もおりませんが、いずれ子供が出来た場合、家族で補償が利く個人賠償保険は必要であると考え、今から検討中です。日本興亜損保のMUSTスリムプランなどを検討しているのですが、ぜひ管理人さんとも情報交換をさせて頂けたらと思い、コメント致しました。
お忙しいところ、為になる記事をたくさんUPして頂き、本当にありがとうございます。また新しい記事も楽しみにしております。
2011/08/25(Thu) 10:37 | URL  | ぽん太 #-[ 編集]
JCB(プロパー)とイオンカードなら個人賠償責任保険に入れます。
JCBは200円、イオンカードは240円
両方とも示談交渉は付きませんが、
イオンカードの方であれば弁護士費用まで補償されるので、
解決を弁護士に依頼する事は出来そうです。

JCB
http://hoken.jcb.co.jp/product/insurance.php?product_id=62
イオンカード
http://www.hokenmarket.net/partner/ace/shouhin/k_baishou_plan.html
2011/08/26(Fri) 01:50 | URL  | クレジットカードという手も #-[ 編集]
Re: はじめまして
ぽん太様、コメントありがとうございます。私も個賠は必要だと思います。転居を考え中のため、契約はしていませんが…。

以前検討したときは、「あいおいニッセイ同和損保」の「タフ」が良いかなと思いました。家財保障100万円と個賠(1億円、示談交渉サービス有、弁護士費用対象外、レンタル品対象外)だけという最も簡素なプランで年2,000円程度の保険料(鉄筋造)でした。

ぽん太様は、「MUSTスリムプラン」をお考えのことですが、個人的には「ケガの補償」が余分かなと思います。クレジットカードの利用という方法も示されていますが、家財保険で賄うほうが安上がりだと思います。

ぽん太様のコメントを受けて、新たに個賠の記事を書きました。まだ、概要程度の内容ですが、追って各種特約の必要性などを掲載したいと思います。

2011/08/30(Tue) 21:40 | URL  | 管理人 #-[ 編集]
おかげさまで、日本興亜生命の新収入保障保険に無事加入できました。妻18年、私20年で掛けたので当面の死亡保障と学資積立は確保できました。

短期の積み立て用に5年払込でさらに掛けようかと思案中です。
2011/09/10(Sat) 22:54 | URL  | 駆け込み加入予定 #-[ 編集]
Re: タイトルなし
保険選び本当にお疲れ様でした。重荷が降りた気がしますよね。
5年払込で更に加入ですか。不測の事態が発生しても解約することがないよう手元に十分なお金が確保できているのでしたら、更なる契約も良いと思いますよ。
2011/09/11(Sun) 18:25 | URL  | 管理人 #-[ 編集]
ご相談をさせて欲しいです。
管理人様、はじめまして。

これまで、当ページの情報を食い入るように色々と拝見をさせて頂きました。
おかげで、皆さまと同じように日本興亜生命の「新収入保障保険」への契約がほぼ固まっております。

しかし、現在唯一ひっかかる点がありますそれが今後の日本経済における「インフレ」・「金利上昇」に対する不安です。
※払込期間終了後、実質の元本は保障されて増えるものの、本保険が「固定」による運用である為、実質的に損をしてしまうのではないかと不安です。


保障金額:20万円・払込期間:15年・保障期間:72年
※自分の年齢が28歳

上記のプランで考えておりますが、払込期間の短縮や保障金額の減額などを検討しております。
※でも、解約返戻金狙いである為、率が下がってしまうのを良しとするのか。。。苦渋の決断に迫られております。

長々と分かりづらい文章で申し訳ございません。
出来ましたら、アドバイスなど頂けませんでしょうか。
どうぞ、宜しくお願い致します。
2011/09/11(Sun) 18:52 | URL  | penpen #-[ 編集]
Re: ご相談をさせて欲しいです。
penpen様、お役に立てたようで光栄です。

さて、金利上昇については、過大な借金に伴う国債暴落、金利急上昇が有り得るので不安ですよね。そのためには、やはり資産の分散が有効だと思います。もし、新収入保障保険に余剰資金が全て向かう設計なのでしたら見直しをお勧め致します。違うのであれば、外貨を保持することで金利上昇には、備えることができると思います。

もっとも、15年間で返戻金と同額貯めるには、2.5%の複利運用が必要であって、掛捨て保険が不要になる分を加味すれば、およそ4%程の複利運用が必要になるかと思います。4%は意外に高く、リーマンショック前のアメリカ10年国債やユーロ圏ショックで危ないとされる現在のイタリア10年国債で5%程の金利です(ギリシャ国債は桁違いですが)。個人的には、日本の金利が数年のうちに4%を超えるとは考えにくいので、15年の契約自体はアリだと思います。小心者の私としては払込期間を10年に短縮したい気持ちも多分にありますが。

私の考えは以上になります。ご参考になれば幸いです。
2011/09/11(Sun) 22:12 | URL  | 管理人 #-[ 編集]
管理人様、早速の返信ありがとうございます。

未来の金利がどうなっているかは分かりませんが、固定とはいえ4%近いパフォーマンスを発揮してくれるのは確かに大きいですよね。
インフレによる物価上昇への対策としても使えそうですし。

自分も、「もしかしたら~かも」や「本当に大丈夫かな」と色々心配していまう小心者なので、どうしても石橋を何回も叩いてしまいます。

早いとこ、契約をして胸をつかえをとりたいと思いますw

ありがとうございました。
2011/09/13(Tue) 21:00 | URL  | penpen #-[ 編集]
10/1の合併で日本興亜損保の「新収入保障保険」とあいおい生命の「ジャストワンW」がなくなってしまいましたが、10/1より三井住友海上あいおい生命の「収入保障保険(払込期間中無解約返戻金型)」が新たに追加され短期払いが可能な様です。
最短で5年払いができるようなので返戻率次第ではこれも学資+生命保険のように使えるかもしれません。
2011/10/03(Mon) 23:55 | URL  | 収入保障保険 #-[ 編集]
相談願います
管理人さま
結婚を気に、保険の加入をしようと色々調べていたところ、ここがとても参考になり、大いに助かっています。

さて、ご相談ですが、
28歳と、27歳の専業主婦で、子供は来年誕生予定です。

現在、積立終身1000万 60歳払込満了 月額15000円
のみ加入しております。

医療保険は不要と思いましたので、
あとは、妻の終身と、私の収入保障保険でカバーしようとおもっています。

会社に出入りしてるしてるのが三井住友あいおいの人なので、そこに加入すると思います。
妻も同じ積立終身で500万ぐらい加入し、葬儀用として備えて、老後に緊急事態がおこれば、私のを解約すればいいかと思います。

あとは、収入保障ですが、総合収入保障と、普通の収入保障があるようなんですが、どちらがいいものなんでしょうか。
また、終身を貯蓄型にしてるので、バランス、トータル面も含めアドバイスください。
2012/11/17(Sat) 21:19 | URL  | jurer #JalddpaA[ 編集]
Re: 相談願います
コメントとお褒めの言葉ありがとうございます。

まず、収入保障保険についてですが、総合収入保障保険をオススメします。実は、記事を更新していないだけで私は先日総合収入保障保険に加入しました。

総合収入保障保険は、死亡保障と高度障害に加えて、障害年金1級相当(1級が最も重度)の特定障害も保障されます。特定障害の状態は確認されましたか?

1級ともなればおよそ働くことが困難な状態です。その場合において、障害年金と何らかの軽作業で得る賃金で教育費、住居費や自らの介護費等々を工面できるかと考えたところ、私の答えは「ノー」でした。ですから、私は総合収入に加入しました。

jurer様も同様にお考えになり、シュミレーションされてはいかがでしょうか。ただ、私は、特定障害となる原因や確率も調べきれておらず、誕生日が迫ったため生煮えの感で契約してしまったので、jurer様は更に深く考察して下さればと思います。私も調べてみようと思ってはいます。

また、あいおいの積立終身であれば利率変動なので、この低金利下では無難な選択で良いと思います。来年には、最低保障利率が引き下げられるやに聞いた覚えがあるので、もしかすると早く契約しなければいけないかもしれませんね。

バランス・トータル面については、ご家庭の詳しい状況が分からないため回答が難しいですが、医療保険に加入しない分、ある程度の貯蓄を維持できる家計を保てれば問題ないように思います。
2012/11/19(Mon) 22:06 | URL  | 管理人⇒jurer様 #-[ 編集]
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