ガンでの死亡率が高いから、ガン保険で備えるべきという人がいますが、果たして妥当な意見でしょうか。確かにガンによる死亡者数も、死因に占める割合も年々増加しています。しかし、「ガンでの死亡率」は年々減少しています。「!? 数も割合も増加すれば「死亡率」も上昇では?」と思うことでしょう。論より証拠で、国立ガン研究センターの「年次推移」中の「年齢調整ガン死亡率の推移」をご覧下さい。

 「年齢調整ガン死亡率の推移」は、高齢化など年齢構成の変化による影響を除いた「死亡率」です。日本は高齢化社会です。高齢者が多数を占める現状を鑑みれば、ガンでの死亡者数が年々増加し、死因割合も増加するのは当然です。一方で、ガン検診の普及や医学の進歩によって、「ガンでの死亡率」が減少するのも、また当然です。

 そんな中、ガン保険大手のアフラックは、「このページ」で年齢調整を行っていない、ガン保険検討の上では全く無意味な図を引用しています。アフラックは、ガンの恐さを前面に出すために、「年齢調整死亡率」と直近数値に2倍もの開きがあり、急な右肩上がりを示している「年齢調整死亡率」を意図的に使っているのです。これをもって、ガンでの死亡率が増加云々言われても、詐欺にしか思えません。

 死亡率の低下が示すことは、「ガン保険はやや不要(治療費が高額な患者割合)」のとおり、ガン保険の必要な人の割合も低下するということです。しかも、「年齢調整がん罹患率の推移」のとおり、罹患率が上昇する中での死亡率の下落です。自身の死亡リスクの増大する高齢期には、ガンは死因1位の座を下りているかもしれません。「死因1位」は「生涯罹患率50%」同様、ガン保険に加入させるためのセールストークに過ぎません。
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コメント
この記事へのコメント
こんにちは
たまたま通りがかりました
がん保険不要論は賛否両論だと思います
ただ、私の意見ですががんから復活するためには通院費や治療費が自己負担と制限日数がある医療保険ではまかないきれないと思います。 がんを宣告されて一番きにかけることは治療のためのお金ではないでしょうか?
2011/09/22(Thu) 11:21 | URL  | ふく #b0u/pIaE[ 編集]
Re: こんにちは
ふく様、コメントありがとうございます。
治療費が一番気にかかるのは私もそう思います。しかし、そもそも保険で備えなければならないのか、保険で備えるガンはどのレベルのものか、既存のガン保険は保険が不要な軽いレベルのガンまで保障していないかを考えた場合、契約に値するガン保険が現在存在するとは思えないのです。
2011/09/24(Sat) 21:53 | URL  | 管理人 #-[ 編集]
はじめまして。
こんにちは。
保険の見直しについて調べています。
私たち夫婦は共に49歳、生命保険は主人が若い頃に入った世間で言うお宝保険と言われているものに加入しています。
その保険に特約で夫婦型の医療保険が付いているのですが、子供が小さい間は何かと不安で二人で県民共済にも追加で加入しています。
現在上の子は社会人、下の子は大学3年生になり子育てもゴールが見えてきました。
3年前に家は新築し、ローンはありません。

今一番の気がかりはは医療保険が65歳で切れてしまうことと、ガン保険への未加入です。
私なりに色々調べた結果ある程度の蓄えがあれば医療保険は必要ないと言う考えに至ったのですが、だんだん病気も増える年齢になり、ガンの高額な先進医療費などの事を考えると不安になります。
今は夫婦2人健康で働いていますので無駄な保険に加入せず貯蓄を殖やすべきか??
アドバイス頂けると嬉しいです、よろしくお願いいたします。
2011/09/28(Wed) 14:43 | URL  | すず #LkZag.iM[ 編集]
Re: はじめまして。
すず様、コメントありがとうございます。

がん保険加入よりも貯蓄に励むべきだと思います。がん保険は、「がん保険はやや不要」→「費用対効果が悪い:終身」のとおり、49歳での加入では費用対効果が悪すぎます。それならば、先進医療、要介護はじめあらゆる事態に備えることができる貯蓄を増やすべきだと思います。

がん保険で受取れる額は、多くて300万円前後でしょう。共働きで、しかも住居費や教育費も少ないのであれば、保険で備える額ではないでしょう。先進医療も保険料をみれば明らかなとおり、利用頻度はとてもとても低く、先進医療特約目的の保険加入はもったいないと思います。
2011/10/01(Sat) 00:13 | URL  | 管理人 #-[ 編集]
アドバイスありがとうございました。

健康なうちに貯蓄に励み安定した老後を(笑)目指そうと思います。
ただこの低金利でなかなか思うように貯蓄が増えていきません・・・・。
以前知識もなく手を出した株で大変損をしましたので今はちょっと。
キャンペーンなどを利用してまとまったお金は運用していますが、たかがしれていますね。
まじめにこつこつ・・・これしかないのでしょうか?
こども達の手が離れた今、夫婦2人健康に楽しく生きていく為に、節約と贅沢するときのバランスを考えて行こうと思います。
2011/10/01(Sat) 08:08 | URL  | すず #LkZag.iM[ 編集]
Re: タイトルなし
この低金利には悩まされますよね。私も株は塩漬け状態ですし。。。

株を以外で運用となると、既に実践済かもしれませんがやはり外債ですかね。今の円高時に外貨を購入しておき、外債の利率が上がったときに購入という感じでしょうか。私も先日米ドルを買って、米国債の金利が上昇するのを待っているところです。ご参考になれば幸いです。
2011/10/02(Sun) 00:35 | URL  | 管理人 #-[ 編集]
コメントありがとうございました!
アドバイスを参考に貯蓄についても少し勉強してみたいと思います。

ところで夫婦2人と子供2人も県民共済に加入しているのですが・・・。
ここに来て独身の二人に死亡保障が必要か?との疑問が出てきました。
特に息子は大学の共済にも加入していて保証がダブっています。
若くて掛け金が安いうちに先進医療保障のある医療保険か、抗がん剤治療にも対応のガン保険、またはおすすめの解約返戻金のあるタイプのものに掛け替えようかと悩んでいます。
夫婦2人の県民共済解約についても悩みはつきず・・・
保険について勉強し出すと奥が深く結論がなかなか見えません。
これからも参考にさせて頂きます、更新楽しみにしていますので頑張ってください。
2011/10/02(Sun) 09:51 | URL  | すず #LkZag.iM[ 編集]
Re: タイトルなし
多くの保険に入っていらっしゃるのですね。共済に関しては、お子様のものも、ご夫婦のものも必要ないと思います。まず、1入院限度日数が180日程度のものでは意味がありません。180日入院したところで、入院費は食費込みで50万円程です。50万円は保険で備える額でしょうか。医療保険に入るのであれば1入院限度日数が730日以上は欲しいところです。

また、お子様の死亡保障も不要でしょう。仮にお子様がお亡くなりになったとしても、すず様ご夫婦はご健在なのですから、金銭的に困窮する遺族はいないのではないでしょうか。死亡保障は、お子様が結婚していて、幼い子供と育児中で働けない妻が遺されるなどといった場合に必要な保険だと思います。

お子様の医療保険やガン保険加入については、アリだとは思います。ただ、必要最低限にしたほうが良いと思います。医療も入院から在宅・介護へ移行しており、既存の保障が将来にわたって有効か分からないですし、ガンにしても高額療養費制度の改革や特効薬の開発がなされれば用を失います。また、解約返戻金の貯まる保険も通常の掛捨て保険も含め、今の低金利時代は保険の契約自体に向きません。

厳しい意見になってしまいましたが、あくまで保険に批判的なひとつの意見として、参考にして下されば幸いです。
2011/10/03(Mon) 21:56 | URL  | 管理人 #-[ 編集]
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