結論を言えば「円建」を選びましょう。それはなぜか。

 貯蓄型学資保険の検討を始めると、高利率の「外貨建」か安定の「円建」のどちらにしようか迷うと思います。そんな時は、学資保険に何故入るのか思い出して下さい。多くの方が将来の大学入学を見据えてのことでしょう。そうであれば「円建」です。

 大学入学は、将来ほぼ確実に到来する事柄です。ほぼ確実に到来する事柄に対しては、「確実に貯まる学資保険」で臨むしかないでしょう。確かに外貨建の高利率は魅力的です。しかし、ご承知のとおり為替リスクが最大の難敵です。外貨預金ならいざ知らず、学資保険の為替リスクだけは絶対に避けなければなりません。

 大学入学は、何年後かほぼ確定しています。つまり、外貨を円に替えて入学金を捻出する時期もほぼ確定しているということです。入学金の必要な時期が「円高」ならどうするのですか。元本割れして想定していた額に届かなかった場合、残額を捻出できる保障はありますか。

 「今は円高だし必要な頃には円安になっている」という考えも危険です。今の円高も一旦は円安に振れるかもしれませんが、また円高に戻ることもあり得ます。「じゃあ、円安に振れたときに解約して…」という考えも危険です。円安に振れて「儲け」が出ます→「もっと円安に振れるかも」と欲が出ます→少し円高に振れます→「また円安に戻るだろう」と期待します→これを繰り返して結局、円高時に入学金が必要に…という結果も見えてきます。

 よって、確実な積立が可能な「円建」で臨むことが、学資保険に関しては理に適っています。次回は、「学資保険はやや必要(親の生保流用」です。
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コメント
この記事へのコメント
はじめまして。
現在、保険について検討しており、偶然、このサイトに出会いました。
とてもわかりやすいサイトですね!
ぜひ、管理人様のご意見を賜りたく、コメントさせていただきました。

現在、夫と2人ぐらしです。
夫には、あいおいの収入保障・終身保険・個人年金をかけています。
そこで、変な話ですが、、、
離婚した場合、わたしは専業主婦ですので、わたしの老後が心配です(働けるうちは、もちろん働きますが)
念のため、外貨建ての個人年金もしくは、外貨建ての養老保険を考えているのですが、管理人さまはどうお考えでしょうか?

お忙しいとは存じますが、宜しくお願いいたします。
2012/03/20(Tue) 19:16 | URL  | ソラン #-[ 編集]
Re: タイトルなし
ソラン様、はじめまして。外貨建ての個人年金・養老保険ということですが、これは大変難しいですね。外貨建自体は為替リスクを十分に踏まえた上での選択なら何ら問題ないと思います。むしろ年金をもらう頃には、高齢化に伴う日本の国力低下で円安になっていて差益があるかもしれませんし。

さて、保険の考察ですが、ソラン様の場合、死亡保障は不要なわけですから、とりあえず死亡保障に無駄な保険料を払うことになる養老保険は選択肢から外れるのではないでしょうか。あとは個人年金保険ですが、これは当該通貨国の国債(特にゼロクーポン債、ディスカウント債)との比較がとても重要になるかと思います。

個人年金のメリットは、終身年金プランなら長生きリスクに対応できること、利率変動や有配当で金利上昇に追随できる点でしょう。一方、外国債のメリットは、保険会社に諸経費を払わないで済むため利率が高いこと、保険会社の破綻リスクよりも外国債のデフォルトリスクのほうが低いことが挙げられるでしょう(そもそも国債がデフォルトしようものなら、保険会社も大打撃を受けるでしょうが)。

以上のように保険も外国債も一長一短であることが分かると思います。なお、個人年金は終身年金プランをお勧めします。有期の確定年金プランに契約するなら、外国債を買ったほうがメリットが多いように思います。

以上を踏まえて私が考えるに、個人年金と外国債の両方待ちが良いのではないかと思います。長生きリスクに備えるあまり、個人年金100%にした場合、保険会社が破綻したら貯蓄型の個人年金は大打撃を受けます。一方、外国債100%にした場合、大幅なインフレや金利上昇に見舞われた場合には、債券価格が下落してしまって買い替えは困難ですし、実質的に損失を受けてしまうでしょう。よって、リスク分散の観点から両方持ちが良いと考える次第です。
2012/03/23(Fri) 20:31 | URL  | 管理人→ソラン様 #-[ 編集]
管理人さま

ご回答いただいたのに、すっかりお返事が遅くなってしまい、すみませんでした!!!!
危うく、確定年金に心動いているところでした^^;
外国債は、頭になかったので、自分なりに調べてみます。
何はともあれ、外貨商品は、デメリットもよく理解して、購入しようと思います。
お忙しいのに、ありがとうございました☆
2012/04/10(Tue) 21:59 | URL  | ソラン #-[ 編集]
Re: タイトルなし
ご参考になったようで幸いです。外国債だけや、保険だけに偏ることのないように、運用頑張って下さい!!
2012/04/27(Fri) 22:55 | URL  | 管理人⇒ソラン様 #-[ 編集]
積立利率変動型終身保険(ドル建2002)
初めまして
34歳男性、共働き、子供2人で

先日明治安田生命より保険を見直して

・医療保険→アリコ新終身医療保険60日型(払込10年間)
入院¥5000手術給付特約10万先進医療→1ヶ月¥6772
・ガン保険富士生命100万、初回100万(払込終身)→1ヶ月¥2549
・定期アリコ収入保障定額型【保険金14万】(払込10年間)
→1ヶ月¥4172を加入しました。
タイトル通り
終身積立利率変動型終身保険(ドル建2002)を終身部分として(払込10年間)保険金は400万ほど年払い18万ほどで加入しましたが
色々調べているうちにこの保険で良かったのか不安になってしまいました。
ご意見をお願いします。
2013/01/23(Wed) 01:30 | URL  | apo #-[ 編集]
Re: 積立利率変動型終身保険(ドル建2002)
apo様、コメントありがとうございます。

私の考えはコメント元の記事のとおり、基本的にドル建の学資保険はあまり勧められません。しかし、返戻金がなくとも学資金をそこそこ用意できそうであれば、為替リスクを取っても良いとは思います。リスクを取らねば殖えませんので。それに、他に外貨資産をお持ちでないのであれば、外貨を持つことで、過度の円安への備えにもなります。

大した回答ができませんが、返戻金を当てにした学業プランをお考えなら、円建に乗り換えたほうが良さそうですし、それなりにリスクを取る資産運用としての側面が強いのであればこのまま外貨建で良いのではないでしょうか
2013/01/23(Wed) 22:16 | URL  | 管理人⇒apo様 #-[ 編集]
お返事ありがとうございます。
これからもこちらのブログにて勉強させてください。
2013/01/24(Thu) 00:08 | URL  | apo #-[ 編集]
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