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 チューリッヒ生命から「終身治療保険プレミアムDX」という医療保険が出ています。特徴は540日間の免責期間を設けられるという点で、かなり期待できるものとなっています。

 しかし、手術特約などの不要な保障が付加されているため、及第点の保険です。


◆加入例

被保険者:30歳男性
保障期間・支払期間:終身
保険料:3,760円/月
入院1〜60日免責特約:月額保険料1,360円引き
入院1〜540日免責特約:月額保険料1,890円引き
入院給付金:10万円/月
手術等給付金:10又は5万円/月
通院給付金:2万円/月
在宅医療給付金:2万円/月
支給上限:1,200万円


◆良い点

 540日間の入院を免責とするとは、やってくれましたね。ある程度の貯蓄と傷病手当金を加味すれば、540日免責は大変合理的な選択肢として大歓迎です。

 また、政府は在宅医療を推進していますので、入院のみならず在宅医療も対象としてくれるとは、先見性が感じられて素晴らしいですね。


◆悪い点

 手術特約が心の底から不要です。こんなあってもなくても生き死にに関係ない保障ごときに、死ぬまで毎月780円以上も払わされるなんて、拷問です。(入院中の手術・放射線治療保障の月額保険料が780円)

 また、在宅医療給付金が小粒過ぎます。入院代わりの在宅医療ですとヘルパーの必要が生じかねないので、入院給付金と同額保障を希望しますし、退院後24月限定という保障上限も要撤廃です。

 加えて、免責期間を在宅医療にまで広げて、保険料の逓減を図ることももちろん必要です。なお、通院給付金は要りません。


◆まとめ

 540日免責を設けた点は画期的だと思います。これはつまり、長期入院の代名詞たる精神疾患を主たる対象とした保険を作れるということです。そうであれば、最低でも手術特約は外せるようにすべきです。

 手術特約が外されれば保険料は千円を下回るでしょうから、月々千円の負担で最大で1,200万円の保障が得られるため、コスパが劇的に改善します。それでこそ、小さな掛金・大きな保障の「保険」と呼べるでしょう。

 最近、医療保険と所得補償保険の垣根があいまいになってきましたね。私が思うに、長期間働けない事態に備えられればよいわけですので、長期入院、長期在宅医療、重度障害の3つに限った保険を販売してもらえれば事足りる話だと思うのですが、なかなかピンポイントに発売されず、歯がゆく感じます。
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コメント
この記事へのコメント
Re: タイトルなし
管理人です。

コメントありがとうございます。非公開コメントですので、詳細を伏せて返答します。

コロナ禍ということもあり大変なことと存じます。お尋ねの必要な保障は、死亡保障と障害保障だと考えます。FWD富士生命のものが、個人的には最も優れていると思います。

死亡保障は言わずもがな、どんな悲劇が降りかかろうとも自分が死んだら一定の保障を遺せることが重要です。最後の砦として、備えておかねばならないものです。

障害保障も同じく、障害を抱えることになっても尚進み続けるためには、必要なものだと考えます。

医療保険やガン保険は後回しです。今は貯えが十分ではないため不安ではありますが、両保険がなくとも高額療養費制度などの公的扶助で乗り越えられると思います。両保険に入るよりも貯蓄を優先すべきと考えます。

また、学資保険や年金保険など貯蓄型保険への加入は有り得ません。貯蓄が十分でないと中途解約リスクが高いため、加入してはならないと考えます。

以上、まとめますと障害保障付きの収入保障保険に加入して、貯蓄するのが最良と考えます。参考になりそうな記事を以下に記します。


死亡保障と障害保障:http://hokenno3704.blog60.fc2.com/blog-entry-171.html
低所得時の必要保険:http://hokenno3704.blog60.fc2.com/blog-entry-177.html
2020/09/14(Mon) 19:48 | URL  | 管理人⇒匿名様 #-[ 編集]
結構大昔に、Zippiについてコメントした者です
保険というのは、結局のところ
「その給付によって、自分のQOLが向上(か、低下を防ぐ)できるか?」
「その給付によって、残された家族のQOLが向上(か、低下を防ぐ)できるか?」
「上記2点に対し、払う保険料は妥当か?」
の3点によって、決定されるべきだと思います。

そのような観点で見たときに、「540日以上入院する状況で、保険がQOLを向上させるか?」というと、Noではないでしょうか。

いくつかの状況を見てみましょう。
・ストレスからうつ病を発症、自宅療養も困難なほど衰弱し、買い物や自発的行動も困難に陥ったため540日入院したが、なお回復せず約3年入院(この間、精神障害1級).その後入院までは不要になったと判断され、退院
・突如、統合失調症を発症。当初は服薬をしながら時短勤務としていたが、服薬が奏功せず著しく悪化。高度の思考障害、その他妄想・幻覚等の異常体験が認められ、家族とのコミュニケーションも困難になり、約3年入院(精神障害1級)。一応の回復を見るが、残遺状態として思考障害や幻覚が継続している(精神障害2級)

→3年入院後のリハビリとなれば、現職の分限解雇は確実です。1~2年はパートも難しいでしょう。フルタイムに耐えうるまでの回復を待っているうちに10年は空白ができ(下手すると回復すらできず)、もはや挽回不可能です
妻が専業主婦ならば早晩生活保護は不可避でしょう
2020/10/11(Sun) 14:22 | URL  | SS #-[ 編集]
Re: タイトルなし
管理人です。

SS様、コメントありがとうございます。具体例を交えて御説明で大変分かりやすく、考えさせられます。また、前提としての3条件も全くそのとおりだと思います。

生活環境も疾病状況、更には考え方も多種多様ですので、540日経過後に給付金を貰えて大助かりとなることもあれば、焼け石に水となることも当然あると思います。

御指摘が、私含め多くの方の納得の保険選びに活かせます。まことにありがとうございます。
2020/10/11(Sun) 20:17 | URL  | 管理人⇒SS様 #-[ 編集]
逆に言えば、精神疾患に限りませんが、540日を超えて入院するケースで、「残された家族のQOLが向上が見込める」ユースケースが想定できるのであれば、加入価値はあるとみなせると思います。

(このような観点で見たとき、住宅の団信や損害保険系全般はユースケースが明確なので、加入価値のある保険といえます)
2020/10/12(Mon) 15:01 | URL  | SS #-[ 編集]
Re: タイトルなし
管理人です。

SS様、コメントありがとうございます。個人的には、超長期治療となった場合において、最大1200万円が貰える点は家計にとって十分魅力的に思えるところです。

ただ、御指摘のように、もはや保険云々以前に挽回不可避なので当該状況に至る状況ならば生活保護を視野に入れざるを得ないというお考えも十分納得できます。

私は、一般的な医療保険に入るぐらいなら長期入院に備えたほうがよいのではないか、短期療養の保障なんて本当に必要ですかという観点から記事を書いています。そうした中で、各々が、いずれかの答えあるいは別の答えに辿り着き、納得した保険選びができればと思っております。
2020/10/12(Mon) 20:25 | URL  | 管理人⇒SS様 #-[ 編集]
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