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 平成30年度の不払いランキングを発表します。

 このランキングは、保険金等支払件数のうち不払い件数が何件あるかを調査した結果です。ランキングの件数は1万件当たりの不払い件数です。

 「不払い」は、保険会社の内部調査によらず契約者など外部の指摘を受けて発覚した支払い漏れ件数です。


第1位(↑前年10位) 29.70件  アクサ生命
第2位(→2位) 4.22件  プルデンシャル生命
第3位(↓1位) 1.78件  チューリッヒ生命
第4位(↑23位) 1.41件  ライフネット生命
第5位(↓3位) 1.05件  FWD富士生命
第6位(↑8位) 0.75件  ソニー生命
第7位(↑9位) 0.73件  富国生命
第8位(↓4位) 0.65件  あんしん生命
第9位(↓5位) 0.36件  あいおい生命
第10位(↑13位) 0.35件  メットライフ生命
第11位(↓7位) 0.33件  ひまわり生命
第12位(↑23位) 0.33件  大同生命
第13位(↓12位) 0.29件  ジブラルタ生命
第14位(↓6位) 0.24件  オリックス生命
第15位(↑19位) 0.23件  朝日生命
第16位(↓15位) 0.12件  第一生命
第17位(→17位) 0.08件  アフラック生命
第18位(↓16位) 0.06件  大樹生命(旧三井生命)
第19位(↓14位) 0.04件  マニュライフ生命
第20位(→20位) 0.03件  住友生命
第21位(↑22位) 0.03件  日本生命
第22位(↓21位) 0.02件  かんぽ生命
第23位(→23位) 0.01件  明治安田生命
第24位(↓12位) 0件  メディケア生命
第24位(↓19位) 0件  太陽生命


◆圧倒的1位のアクサ生命

 1位のアクサ生命ですが、さすがに弁護せねばなりません。

 アクサが言うには「そのほとんどは、拠出型企業年金保険の積立金の過少払いに係るもの」だそうです。

 システム不備が原因に思えなくもないので、これらをまとめて1件として再計算すると「0.70件」となり、かなりマシになります。

 また、2位のプルデンシャル生命も同様に、「システム不具合によるものが多数発生」とのことです。

 これらを1件として再計算すると「3.24件」になり、ほんの少しマシになります。


◆不運なライフネット生命

 ライフネット生命は、まだ小規模で支払件数自体が少ないため、不払いが1件あるかないかで、ランキングを大移動します。

 前年は0件でしたが、今年は1件ありました。2年間で見れば半分の0.7件程です。


◆まとめ

 集計する度に思いますが、上位陣は顔ぶれが変わりませんね。

 昔ながらの漢字生保が優秀で、新興のひらがな・カタカナ生保が振るいません。

 ひらがな・カタカナ生保は新興ですから、死亡保険など仕組みの単純な旧来型は保有少なめで、医療保険など支払い算定が面倒そうな新興保険を多く保有しています。これが要因で不払いが生じている可能性があります。

 しかし、医療保険が多いと言っても各生保の支払件数の9割以上は医療保険等の給付金なので、90パーセント前半か後半か程度の違いなので、原因は違うところにありそうです。結局、体質でしょうか。

 また、支払い対応に人員をあまり割かずに、代わりに保険料を抑えているのなら、それはそれで許容できることも留意ください。

 支払われるのか否かを保険会社任せにしない人なら、不払い率が高くても安いほうが好都合です。


出典:保険金等支払件数及び不払い外部発見数・金額は、各社のHPで掲載されている平成30年度実績を使用。ただし、住友生命は29年度及び30年度下半期の支払件数が不明であったため、30年度下半期の件数を2倍して計算し、太陽生命とメットライフ生命は29年度の支払件数が不明であったため、30年度の件数を使用して計算した。
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