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 ソニー損保の入院実費型の医療保険「ZiPPi<ジッピ>」について、りあむ様から私の見解を求められたので、考察してみます。

 結論としては、長期入院に耐えられないため、ダメ保険です。


◆まずは保障内容を確認

入院基本保障:診療報酬点数×3円(1カ月20万円、1入院120万円限度)
差額ベッド代特約:6,000円・12,000円/日
入院諸費用特約:1,000円/日
先進医療特約:実費補償(2,000万円まで)
保険タイプ:5年更新型
月額保険料(30歳男性):1,065円(入院基本保障のみ)
月額保険料(40歳男性):1,574円(入院基本保障のみ)
月額保険料(50歳男性):2,837円(入院基本保障のみ)


◆ソニー損保が掲げるZiPPiの強み

 さて、このZiPPiの強みとしてソニー損保が挙げるのは、「自己負担0円で入院できます」ということです。

 3日間の入院で治療費が10万円かかったとして考えてみます。この場合、従来の日額保障型の医療保険では、日額保障1万円だとしても3万円しか貰えません。

 しかし、ZiPPiなら10万円保障してくれるので、負担が遥かに軽いのです。


◆管理人の意見「ZiPPi加入余地は皆無」

 ソニー損保はこんなことを言っていますが、私には「弱み」にしか映りません。なぜそんな短期入院のために保険料を払わねばならないのか理解できません。

 短期入院は預貯金で対応すべきリスクです。この程度の損失・リスクに保険なんて不要です。年単位の長期入院など家計が著しく困窮するような事態に限って保険で備えるべきです。

 それでもZiPPiの保障内容が、「毎月20万円までなら入院する限り無期限保障してあげる」、という性質のものであったのならば、まだ検討余地はありました。

 しかし、1入院で120万円までしか保障してくれません。しかも長期療養を要するような傷病の場合、退院後180日以内の入院は継続入院としてカウントするという設計です。

 そして、差額ベッド代保障などの特約達も同様に上限が設けてあり、もはやZiPPiの加入余地は皆無です。
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コメント
この記事へのコメント
ZIPPIの算定基準は高額療養費に関係なく
実点数×3円給付されるとのことで、抗がん剤治療期間か三大疾病の入院・手術機関ならほぼ確実に20万円もらえるでしょう。

といっても定期5年でMAX120万円給付の割に40歳1574円50歳2837円はちょっと...という印象ですね

同額で終身ならそれなりの保険だったと思いますが現実はそうではありません...
2017/07/12(Wed) 22:43 | URL  | SS #-[ 編集]
Re: タイトルなし
管理人です。

SS様、コメントありがとうございます。


> 同額で終身ならそれなりの保険だったと思いますが現実はそうではありません...

この一文に尽きると思います。あの設計・あの保険料で定期型では、全く検討の俎上に上がれないと思います。
2017/07/17(Mon) 20:41 | URL  | 管理人⇒SS様 #-[ 編集]
はじめまして。質問させてください。

http://hoken.kakaku.com/insurance/gma/select/stay/

平均日数をみると、180日どころか30日程度のものが多いので、長期入院しないならばかなり有用な保険だと思うのですがいかがですか?
zippiは1日に5000円のみの医療保険とほぼ同額です。現在、入院は1日あたり1万円を下回ることは無いと思います。ですので、1日あたり5000円の医療保険に入るよりはよっぽど有用だと判断したのですが。
2018/02/13(Tue) 16:55 | URL  | Y #-[ 編集]
Re: タイトルなし
管理人です。

Y様、コメントありがとうございます。Y様のお考えは良く分かりますが、私の医療保険に対する考えと異なるために混乱させてしまっているようです。

私にとっての「保険」とは死活問題を救済してくれるものです。死亡保険や火災保険が代表です。従って、医療保険であれば、平均入院日数が何日であろうとも、長期入院保障を含まない医療保険には価値がないと判断します。長期入院すれば家計は破綻し、死活問題となるからです。長期入院しないならば医療保険は要りません。

例を挙げるなら、「将来風邪にかかっても自己負担ゼロになる保険」(平均10万円支給で、多くの人が貰える。)と「死ぬまで入院しなければならない稀有な場合に自己負担ゼロの保険」(多くの人は1円も貰えないが、たった1人の不幸な方には1億円支給。)が、同じ保険料で提供されていたなら私は後者を欲するということです。

貯蓄で対応できない事態に備えるものが「保険」であって、貯蓄で対応できる事態には貯蓄で対応します。貯蓄で対応できる事態にわざわざ保険で備えて保険会社を潤す理由が私には分かりません。

また、平均入院日数も転院や一時退院が加味されていないため注意が必要です。一度、転院等を加味して計算したことがございますので、お読み下されば幸いです。http://hokenno3704.blog60.fc2.com/blog-entry-99.html

それに、平均入院日数と一口に言っても中央値で捉えると入院日数は1,2週間しかありません。過半数の患者は1,2週間で退院するのに、平均入院日数は30日前後です。長期入院患者が平均を引き延ばしているのです。運悪く長期入院患者側に回ってしまった場合の備えを考えておく必要があると思うのです。これも過去記事がございます。http://hokenno3704.blog60.fc2.com/blog-entry-78.html


> zippiは1日に5000円のみの医療保険とほぼ同額です。現在、入院は1日あたり1万円を下回ることは無いと思います。ですので、1日あたり5000円の医療保険に入るよりはよっぽど有用だと判断したのですが。

それはどういったタイプの日額5,000円型でしょうか。ジッピのように定期型の医療保険はなかなか選択肢が少なく、妥当な保険料を把握しておりません。一方、日額5,000円の終身型医療保険であれば、5年更新のジッピと概ね同程度の保険料だと認識しています。この場合、終身型と定期型であるため、一概にジッピが優れているとは私は考えません。
2018/02/13(Tue) 22:33 | URL  | 管理人⇒Y様 #-[ 編集]
管理人様

コメントありがとうございました。
そして平均日数の記事もありがとうございます。拝見いたしました。保険に対する考えも理解しました。
日額5000円の保険は、オリックス生命の新キュアです。

そして私の考えですが、ご存知のとおりDPC制度がとられるようになって久しいです。この制度により、治療の頻度に関わらず、日額1万円以上取られるようになりました。1週間で8万円程度になり、高額療養費制が視野に入ります。日額5000円の保険では半分しかもらえません。ですので、このような1週間の入院のために入る保険としては、ジッピは最適なのではないかと判断しました。

また長期入院に関してですが、仕事をしていれば18ヶ月は雇用保険が適用され、給与の60%が支給されます。この60%の給与で高額医療費制度分はまかなえると思います。

つきつめれば、国民健康保険に入っていれば最低限の保障はつくものであり、その中でもかかる可能性の高い一週間程度の短期入院に対しての備えのほうが、期待値といいますか、保険は有効だと思います。全てのケースをまかなうのは難しいと考えます。
2018/02/14(Wed) 09:45 | URL  | Y #-[ 編集]
すみません、追記させてください。
http://hokenno3704.blog60.fc2.com/blog-entry-38.html

最終結論のページを読みました。
あと、新キュアのコメント欄も読みました。
その上で、改めて主張させていただくと、
zippiは保険料も安く、短期入院に対応しているので有用な保険だと思います。人によるでしょうが、5年に1回入院したら元が取れます。確率の高い短期入院に関して備えるのは、悪いことではないと思っています。
長期入院になったときには、そのときはもうまともな社会生活は送れないでしょうし仕方ないかなと思います。
2018/02/14(Wed) 12:56 | URL  | Y #-[ 編集]
Re: タイトルなし
管理人です。

Y様、コメントありがとうございます。大変考えさせられるコメントです。


> 日額5000円の保険は、オリックス生命の新キュアです。

新キュアでしたか。そうであるならば、なかなか比較困難ですね。ジッピは歳を重ねるごとに保険料が増しますし、80歳で保障は切れますし。


> 1週間の入院のために入る保険としては、ジッピは最適なのではないかと判断しました。

保険料の安い若いうちだけ加入するならば最適だと思います。入院リスクが高まる老後を考慮すると、一概に最適だとは思いません。


> また長期入院に関してですが、仕事をしていれば18ヶ月は雇用保険が適用され、給与の60%が支給されます。この60%の給与で高額医療費制度分はまかなえると思います。

治療費は賄えますが、家族の生活費や家賃・ローンは賄えません。ですから、長期入院保障のほうが優先度が高いと考えます。


> かかる可能性の高い一週間程度の短期入院に対しての備えのほうが、期待値といいますか、保険は有効だと思います。全てのケースをまかなうのは難しいと考えます。

長期入院保障も短期入院保障も、保険料が同一であれば期待値は同程度だと考えます。多くの人に少額給付があるか、少数の人に高額給付があるかの違いだけで、期待値として括ってしまえば同じだと考えます。

宝くじで言えば「通常のジャンボ宝くじ」も「1等も2等もないけれど末等だけは豊富なくじ」も還元率が同じである限りにおいて期待値は同一です。期待値が同じなら、人生を変えられる1等前後賞を狙いますし、人生を救う長期入院保障を買います。


> 5年に1回入院したら元が取れます。確率の高い短期入院に関して備えるのは、悪いことではないと思っています。

前述のように、若いうちに限って、短期入院保障だけが欲しい場合は有力な選択肢だと思います。


> 長期入院になったときには、そのときはもうまともな社会生活は送れないでしょうし仕方ないかなと思います。

私も諦めるのは保険選びで大変重要だと捉えております。現に私も長期入院保障は諦めています。理由は加入に値する良い保険がないからです。
2018/02/14(Wed) 20:46 | URL  | 管理人⇒Y様 #-[ 編集]
管理人様
コメントありがとうございます。参考になります。

>新キュアでしたか。そうであるならば、なかなか比較困難ですね。ジッピは歳を重ねるごとに保険料が増しますし、80歳で保障は切れますし。

30歳から40年入ると仮定すると、
新キュアは日額1万円に入る必要があるので(前述のとおり日額5000円は話にならない)月額が高くなり146万円、zippiは128万円です。
ですので、若いうちと言っても少なくとも70歳まではzippiのほうが得になりますし、全額なので短期入院に関しては保障内容も優れています。

>長期入院保障も短期入院保障も、保険料が同一であれば期待値は同程度だと考えます。多くの人に少額給付があるか、少数の人に高額給付があるかの違いだけで、期待値として括ってしまえば同じだと考えます。
保険会社が支払った給付金額のデータが無ければ、期待値はまったく分からないと思います。

長々と付き合っていただき、ありがとうございました。
2018/02/15(Thu) 09:59 | URL  | Y #-[ 編集]
Re: タイトルなし
管理人です。

Y様、コメントありがとうございます。大変興味深いご指摘でございます。

> 30歳から40年入ると仮定すると、
> 新キュアは日額1万円に入る必要があるので(前述のとおり日額5000円は話にならない)月額が高くなり146万円、zippiは128万円です。
> ですので、若いうちと言っても少なくとも70歳まではzippiのほうが得になりますし、全額なので短期入院に関しては保障内容も優れています。

日額1万円計算でしたね、失念しておりました。年齢別の入院リスク・入院日数も調べてたいところですが、ジッピに分がありそうに感じます。

短期入院特化なら入院一時金で組み立てるのも面白そうですね。例えばメディケア生命の当該特約10万円は30歳男性、60歳払済で月額1,450円です。たった1日の入院でも10万円が貰えるので、5回入院すればトントン程度です。主契約が邪魔なので、別途良い感じのものを探せねばなりませんが。


> 保険会社が支払った給付金額のデータが無ければ、期待値はまったく分からないと思います。

それでもやはり同一保険料なら期待値は同一程度だと考えます。保険料の中身は「純保険料(加入者に将来支払うための積立金)+人件費等の事務コスト-積立金から得られる運用益」です。

このうち保険料の大半を占めるのが「純保険料」ですが、これは統計データを基に算出されます。統計的にみて「加入者1万人当たり1000万円支払う必要がある、だから月額の純保険料は100円必要である」というように決まります。

そのため、「1万人に対して1人の割合で1000万円支給する保険」も「1万人に対して5千人の割合で1人当たり2000円支給する保険」も純保険料は同一であり、加入者1人当たりの期待値も同一です。

従って、期待値の算出に当たって「保険会社が支払った給付金額のデータ」が必須だと私は考えません。保険料が同程度であれば、期待値=純保険料は同程度だと私は捉えます。ただし、神がかり的な資産運用ができる保険会社や最低賃金での労働を強いる保険会社といった場合には、改めて考えます。
2018/02/15(Thu) 22:50 | URL  | 管理人⇒Y様 #-[ 編集]
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