上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。



 保険の相談に行くと、とても感じの良い人が相談に乗ってくれる。でもなぜ、彼ら彼女らは感じが良いのだろうか。

 客商売は印象が悪いとダメだから? きっとそうだろう。じゃあつまり、印象が良いほど客商売は上手くいくということだ。

 でも、好印象だが自分の成績に結びつく保険ばかり売る人と、多少横柄だが素晴らしい保険を提案してくれる人なら、横柄な人のほうが私たちの利益に適う。

 印象が良いことは、恋人選びの重要な要素かもしれないが、保険選びの重要な要素ではない。

 しかし、客商売における好印象は破壊力抜群の武器である。そんな好印象に潜むワナが、今回ご紹介する『あなたが好きのワナ』だ。


◆あなたが好きのワナ

 このワナは、他人から好意を抱かれると、その人を好きになってしまうワナだ。あなたが営業マンなら利用しているであろう。意図しているかどうかは別として。

 このワナが活用されている場所はすぐに思い浮かぶ。これ程に露骨な場所は他にない。キャバクラやホストクラブだ。

 キャバクラでは、どんな男性もモテモテだ。男はキャバ嬢の好意に応え、キャバ嬢にお酒を注文するし、お気に入りのキャバ嬢を指名してしまう。

 また、学生時代にこんな経験はないだろうか。告白してフラれたものの、後日友人から『告白された日から、あなたのことが気になっているらしいよ』という耳よりな情報を聞き、再アタックした経験はないだろうか。

 あるなら、あなたと私は同士だ。『あなたが好きのワナ』に敬意を表しよう。ないなら、再アタックを試みなかったことを悔やもう。フラれた経験がないモテる御仁は、口を挟まないでもらおう。

 話は変わるが、国際的NGOの『世界自然保護基金』のロゴマークを知っているだろうか。ロゴマークにはパンダが採用されいる。

 なぜ、パンダなのだろうか。樹や魚、ハエ、カタツムリだって、絶滅に瀕する種が存在する。よし、それなら、パンダの代わりにハエを掲げよう!!

 しかし、私たちは愛嬌をふりまくパンダには好意を抱くが、ハエに好意は抱かない。パンダになら寄付をしてもよいが、ハエには抵抗を感じる。つまり、そういうことだ。


◆保険の世界での活用例

 さて、このワナを保険の世界ではどうやって活用しているのだろうか。

 そう言えば保険会社にもパンダがいる。パンダどころか、アヒルにヒツジ、ライオン、タヌキもいる。あぁ、なんてことだ。彼らは可愛いだけのマスコットではなかった。

 次に、仮定の話をしよう。あなたは、保険に加入したい保険素人だ。相談相手は2人から選べる。1人は名も知らぬ保険販売員、もう1人は保険代理店に勤める親友だ。

 では、どちらに相談するだろうか。

 きっとあなたは親友を選んだハズだ。だって、信頼している親友が粗悪な商品を勧めるハズはないのだから。

 仮定の話は終わりだ。これで分かったことがある。私が保険販売員なら、あなたの『親友』になりたい。『親友』になれば、あなたは私の勧めた保険に易々と加入してくれる。

 そして、名も知らぬ保険販売員があなたの親友になるには、『あなたが好きのワナ』にハメるのが効果的だ。

 保険販売員は、資産状況や家族構成、年収、子どもの進路といった本当の親友にも話していない情報まで入手可能だ。

 これだけの情報があれば、趣味、資産運用、子どもの習い事と話題は尽きない。それに親身になって相談にも乗る。これで二人の仲は急速に縮まる。いや、縮まざるを得ない。『お返しの法則のワナ』との相乗効果を狙ったプレゼント攻撃も有効だ。


◆ワナの回避方法

 結局のところ、『あなたが好きのワナ』は、営業マン的には『客の信頼を得たいなら、客を好きになればいい』ということだ。

 一方、私たち的には『利害が完璧に一致しない相手がニコニコ近寄って来たら警戒しろ』ということだ。

 昔も今もあなたが出会う営業マンは『良い人』ばかりだろう。だって、彼らはあなたの信頼が欲しい。だから、あなたのことが好きだ。好きな人には誰しも『良い人』を演じる、これは人類普遍の原則だ。

 しかし、いくら『良い人』に見えても、相手が根っからの聖人なのか、聖人の格好をした悪魔なのかは分からない。利害関係のある立場から始まった相手を、そう簡単に信じてはいけない。


参考書籍:『なぜ、間違えたのか? 誰もがハマる52の思考の落とし穴』(著:ロルフ・ドベリ、訳:中村智子、2013年サンマーク出版)
スポンサーサイト



コメント
この記事へのコメント
私の主人がまだ会社員になって間もない頃、会社に某大手の保険販売員が売り込みに来ていたらしく、言われるがままに保険や年金に入りました。保険の内容は65歳になると手薄くなる保障でした。年金の内容はまだ良かったのですが、その後利率の悪い年金の方へまた言われるがままに移行させられました。販売員が自分の母親世代であり、手書きの手紙などで返事が来たり、また結婚祝いをくれたりしていた為に、変に信頼していたみたいです。ですが、保険の内容もしっかり見ずに言われるがままに入ってしまった当人が悪いと思っています。ただ販売員は言葉巧みなので、若い人達ほど気を付けて頂けたらなと思います。若い時ほど保険料は安いので、払い込みの終身保険などは後々響きますから。
2014/12/08(Mon) 16:38 | URL  | コロ #-[ 編集]
Re: タイトルなし
管理人です。

コロ様、興味深い体験談ありがとうございます。

私も保険に疑問を持たなければ、大手の安心感に魅せられて契約してしまったことと思います。本当に多くの人に注意してもらいたいものですよね。
2014/12/09(Tue) 19:41 | URL  | 管理人⇒コロ様 #-[ 編集]
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。