もし、あなたが高血圧に悩んでいるのなら、医療保険の入院保障日数は長期間のものを選んだほうが良いでしょう。

 でももし、高血圧に悩んでいなくても、入院保障日数は長いものを選んだほうが良いでしょう。

 なぜならば、40~74歳の2人に1人は高血圧に悩まされることになるからです。


◆180日以内の再入院は通算される

 医療保険の入院給付金は、退院後180日以内に再入院した場合、継続した1回の入院として計算して支給されます。

 例えば、ガンで40日間入院・退院後、180日以内に病状悪化で30日間入院した場合、入院日数は70日間と計算されます。

 よって、医療保険の保障日数が60日型ならば10日分の入院給付金はもらえません。

 この記事では、この180日以内の再入院の通算制度を『 180日ルール 』と呼ぶことにします。


◆180日ルールの広すぎる適用範囲

 180日ルールは、異なる病気による再入院では適用されません。ガンの退院直後に骨折で入院しても、それぞれ別の入院として計算されます。

 また、当然ながら、同一傷病の場合は、適用されます。ガンで退院後、180日以内にガンで入院すれば、1回の継続した入院とみなされます。

 ここまでは、問題ありません。

 問題は、初回入院の原因傷病と再入院の原因傷病との間に『 医学上重要な関係 』がある場合にも、180日ルールが適用されることです。


◆2人に1人は高血圧

 40~74歳の2人に1人は高血圧です。男性なら5人に3人、女性なら5人に2人の割合です。まさに国民病です。

 そして、高血圧は合併症が多いことでも知られています。脳卒中や心筋梗塞、腎障害など、血流や血管に関する疾病を数多く引き起こします。


◆180日ルールと合併症の最悪コンボ

 180日ルールでは『 医学上重要な関係 』がある場合に入院が通算されます。では、高血圧による合併症同士は、『 医学上重要な関係 』があるのでしょうか。

 答えは、YESです。高血圧に伴う合併症同士は『 医学上重要な関係 』があります。このことは約款に明記されています。参考として、オリックス生命の医療保険キュアの約款を引用しておきましょう。

 『 医学上重要な関係 』とは、たとえば、高血圧症とそれに起因する心臓疾患あるいは脳血管疾患の関係や、糖尿病とそれに起因する網膜症あるいは腎臓炎の関係等をいいます。



 このように、高血圧というだけで、脳卒中から180日以内に心臓病となったり、血栓が見つかって手術となった場合は、全ての入院は同一とみなされて通算されるのです。

 ただでさえ脳血管疾患の平均入院日数は長く、医療保険の保障日数内で退院できるか不安だというのに、他の疾病による入院までをも通算されるのです。

 これは、高血圧同様、合併症が多いことで知られる糖尿病でも同じことが言えます。ちなみに40~74歳の10人に1人は糖尿病です。

 180日ルールと合併症の最悪のコンボを食らったとき、あなたの医療保険は耐えられますか?


参考資料:高血圧、糖尿病の罹患割合につき、平成18年国民健康・栄養調査結果の概要(厚労省)
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コメント
この記事へのコメント
こんにちは、以前保険について相談させていただいたtokeiです。
とても参考になる記事をありがとうございます。勉強させていただいております。
前回相談させていただいた保険に関して、結論がでましたので、ご報告いたします。
医療保険:新医療保険α(一日5000円、一入院1095日まで)
生命保険:リビング・ベネフィット(200万円)
に加入しました。
つづけトク終身を学資保険として加入する予定です。
管理者様にご相談でき、とてもよかったです。
ありがとうございます。
2013/06/14(Fri) 09:00 | URL  | tokei #-[ 編集]
Re: タイトルなし
tokei様、ご報告大変ありがとうございます。

保険選びのお手伝いが出来たようで嬉しい限りです。

数多ある保険から1つを選ぶ。大変な道のりだったと思います。お疲れ様でした!!
2013/06/16(Sun) 20:17 | URL  | 管理人⇒tokei様 #-[ 編集]
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