『メディカルkit R』最大のデメリットを暴くについて、私の文章能力が稚拙なせいで、『よく分からない』というコメントを多数いただきました。申し訳ございません。

 つきましては、私の意見が正しく伝わるよう、具体例を挙げて再度の説明を試みます。


◆カケステ君とアール君の選択

 ここに、カケステ君とアール君というメディカルキットRに加入するかどうかに頭を悩ます2人の30歳が居るとします。

 保険相談の結果、カケステ君は、メディカルキットRに加入するより、還付金がない代わりに保険料が安い一般的な掛け捨て型の医療保険に加入して、メディカルキットRとの差額を運用したほうが有利だと考え、一般的な医療保険に60歳払済で加入しました。

 一方のアール君は、メディカルキットRの還付金は魅力的と考えて、メディカルキットRに加入しました。

 二人は、『今度再会したら、結局どちらの選択が正しかったのか勝負しよう』と言って別れました。


◆50年越しの再会

 50年後、80歳になった二人が再会しました。

 現状報告を行ったところ、二人がこれまでに支払った保険料は、カケステ君が90万円で、アール君が170万円(還付金は含まない)ということでした。

 次に、入院給付金や手術給付金の受取額を報告し合いました。

 すると、二人とも70歳になるまでに40万円の給付金を受け取っていました。


◆いざ尋常に勝負

 さて、カケステ君とアール君の50年前の選択はどちらが正しかったのでしょうか。

 まず、カケステ君が報告しました。

 『俺が60歳まで(60歳払済で契約したため)に払い込んだ保険料は90万円だけど、メディカルキットRとの保険料差額分は運用してきたし、70歳までに40万円の入院給付金を貰ったよ。』

 『70歳以降は、差額を運用しながら貯めた60万円と給付金40万円を合わせた100万円を運用してきた。』

 『結局、今の時点で110万円が手元に残っているよ。』

 次に、アール君が報告しました。

 『俺が80歳までに払い込んだ保険料は170万円だけど、70歳までに40万円の入院給付金を貰って、更に70歳になったときには100万円(還付金満額140万円-給付金40万円)の還付金を貰ったよ。』

 『70歳以降は、還付金100万円と給付金40万円を合わせた140万円を運用しつつ、この140万円の中から70歳から80歳までのメディカルキットRの保険料を払ってきた。』

 『結局、今の時点で110万円が手元に残っているよ。』


◆決着のとき

 二人は、どちらの選択を選んでも大差ないことを確認し、引き分けを宣言しました。

 カケステ君は言いました。

 『保険加入当時、30歳男性の2人に1人は80歳までに死ぬと言われていたし、給付金も40万円は平均的にもらえる計算だったし、この結果は納得だな。』

 アール君は応じました。

 『そうだな。明日以降、カケステのお金は着実に利殖していくが、俺のお金は保険料支払いで減る一方だ。』

 『でも、もし俺もカケステも10年前に死んでいたとしたら、俺のほうが多くのお金が残せたわけだな。何せ俺は還付金と給付金で140万円も持っていたからな。カケステはその時100万円ぐらいだろ。』

 『まぁ、2人に1人は80歳までに死ぬから、どちらの保険に入っても80歳の時点では有利も不利もないわけか。』

 『しかも、80歳前はメディカルキットRが有利で、80歳後は一般的な医療保険が有利なわけか。』

 2人は思いました。

 『さすが保険会社。完璧な計算だ。』


◆あとがき

 『メディカルkit R』最大のデメリットを暴くで、私の言いたかったことが伝わったことを願います。

 各数字は丸めていますが、実際の数字と大きく離れてはいません。なお、運用利率は常に1%複利です。

 また、給付金の算定に当たっては社会的入院を除いていません。社会的入院は全患者の2割ぐらい居り、医療保険では保障されません。

 それに、今後も入院機関は短くになっていくでしょうから、給付金40万円は多過ぎるかもしれません。これは、メディカルキットRに有利な要因です。

 一方で、1%の金利というのは保守的かもしれません。これはメディカルキットRに不利な要因です。

 いずれにせよ、メディカルキットRに大したメリットはないと思いますし、そもそも60日の入院保障という時点で加入に値するのか疑問です。


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