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ダメ保険=ライフネット生命の「働く人への保険」(内容は、精神疾患を保障していない「働く人への保険」に価値はない、というもの)に、BOZU様より以下のコメントが来ましたので、お返事したいと思います。

保険の検討に際し参考にさせていただいています。大変勉強になります。

さて、「精神疾患が対象外」の保険についてかなり厳しい視点をお持ちのようですが、果たしてそれだけでダメな保険なのでしょうか?

精神疾患の長期入院は医学的理由よりも「社会的入院」であることはよく知られています。そこは踏まえていらっしゃいますか?

精神疾患とは異なり「医学的理由」で長期入院を余儀なくされる疾病や怪我に備えるほうが現実的ではないですか? 例えば、脳卒中、脊髄損傷などです。中年、壮年期に恐れるべきはそっちではないでしょうか?

20年以上入院している患者も多数いるという精神疾患をあえて対象外として、割安に所得補償を実現したこの商品設計はむしろ良心的で現実的なものだと私は感じます。

自分が精神疾患になって、しかも長期入院を必要とするほどの病状になる、という少ない可能性を考えるばかりに、所得補償保険の選択肢が少ない現状でこの商品を切り捨ててしまうのは、もったいないと思います。


 まずは、BOZU様、貴重なご意見ありがとうございます。

 BOZU様のお考えは、『 長期入院患者≒精神疾患患者≒社会的入院患者 』というところから来ていると思います。

 まず、『 長期入院患者≒精神疾患患者 』という長期入院患者の多くが精神疾患患者であるとする点においては、BOZU様と私の間に争いはないでしょう。

 しかし、『 精神疾患患者≒社会的入院患者 』という精神疾患患者の多くが社会的入院患者であるとする点においては、私はBOZU様の考えに同意しかねます。

 厚労省の平成23年「患者調査」によれば、調査日時点において1年以上入院している患者(全年齢。男女合算。)は39万人(うち精神病床が19万人)です。

 そして、39万人の入院患者のうち、「受け入れ条件が整えば退院可能」に区分されている、いわゆる社会的入院患者は6万人(うち精神病床が3万人)です。

 以上のデータから、精神疾患患者の多くは、社会的入院患者ではなく、医学的理由で入院を要する患者であることが分かります。さらに、精神疾患で1年以上入院している患者も、それ以外の傷病で1年以上入院している患者も、社会的入院患者の割合は同程度であることも分かります。

 よって、BOZU様の『 「働く人への保険」は、社会的入院が多数を占める精神疾患を対象外にして、医学的理由で長期入院する人を助ける保険なのでダメ保険ではない 』旨のご指摘は当たらないと考えます。

 また、このデータを見る限りでは、「働く人への保険」によって1年以上入院している患者の半数以上がカバーできるなら問題ないとも考えられます。しかし、このデータは全年齢のものである点に注意が必要です。

 そこで、1年以上入院している患者のうち25歳~54歳の男性に限って、精神病床に入院している患者の割合を求めてみましょう。そうすると、中年・壮年男性の実に99.4%は精神病床に入院していることが分かります。

 これらのデータから、特に1年以上入院している25歳~54歳の男性患者の99.4%が精神病床に入院している事実を捉えれば、やはり精神疾患を保障外としている「働く人への保険」は、ダメ保険と言わざるを得ません。


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