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 ネット生保で有名なアクサダイレクト生命が販売する「カチッと終身がん」ですが、これはダメ保険です。何がダメかと言うと、通院治療に対応できない点がダメです。まずは保障内容をご確認下さい。

保障期間:終身
保険料払込期間:終身
診断給付金:100万円(1回限り)
入院給付金日額:1万円
手術給付金(オプション):10万円
退院給付金(オプション):10万円
先進医療保障(オプション):500万円まで
月額保険料:1,220円(30歳男性。オプション抜き)
月額保険料:1,660円(30歳男性。オプション込み)


 このように、保険料は安いものの入院時の保障が満載で、通院時に使える保障は一度しか貰えない診断給付金ぐらいです。それではまず、本当に通院患者が多いのか明らかにしましょう。
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※ 調査年の特定日において、入院している又は通院治療を受けたがん患者の推計数。
※ 出典:厚労省の「患者調査」。

 ご覧のように、通院患者は入院患者に比べて少ないわけでもなく、近年では入院患者よりも通院患者のほうが多くなっているのです。また、同調査に基づいて平成20年のある特定日における初診通院患者と入院初日患者の数を比べても、初診通院患者の15,800人に対し、入院初日患者は7,100人となるため、通院患者のほうが多いのです。それにも関わらず、「カチッと終身がん」は通院治療を保障しません。

 では、次に通院治療は、保険で備える必要があるのか考察します。まず、がんの治療費は、NPO法人が運営する「がん治療費.com」を見れば明らかなとおり、抗がん剤に要する治療費が大部を占めます。そして、抗がん剤治療は通院でも使用しますので、「通院なら負担が軽い」とは言えません。

 確かに、通院治療であれば、仕事を続けられる可能性も高く、また、老後においても高額療養費制度による助成が大きくなるため負担は軽減されます。しかし、「ガン保険はやや不要(年齢・治療形態別の考察)」で考察したとおり、がんにのみ入院保障を手厚くする必要性は低く、むしろ抗がん剤治療という高額治療に対応できる通院に保障が必要でしょう。

 以上のとおり、がん治療において通院治療の保障は重要であるにもかかわらず、「カチッと終身がん」において通院治療に使える保障は、診断給付金ぐらいのものです、しかも1回しか受け取れません。これが複数回ならまだマシだったのですが、残念です。通院治療に対応できない「カチッと終身がん」は、ダメ保険と言わざるを得ません。


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